情報通信技術(ICT)の 業界動向

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2022/06/16

ICTは、デジタル化と産業自動化の加速により、製造業で最も急速に成長するセクターの1つになると予想されています。

グローバル・ハイテク製品生産の伸び率

 

地域別の電子機器・コンピュータ生産の伸び率

短期的見通し - 強さと成長の原動力

  • 回復力を示すセクター業績:情報通信技術(ICT)の企業は、新型コロナウイルスのパンデミックの期間におおむね生産と売上が増加しました。2021
  • 年には、主要サブセクターの生産は二桁の成長率を記録。伸び幅はコンピュータ14.2%、電子部品19.6%、通信10.4%でした。
  • 財務の健全性:ICT企業の利益率は多くの重要市場で上昇。ほとんどの企業は高い半導体価格を最終顧客に転嫁できています。
  • 半導体の入手:半導体の供給は当面はまだひっ迫したままですが、チップ不足はチップメーカーが供給を増やしているため峠を越したようです。2024年をめどにしたチップ生産の増強に向けた大型投資は始まっています。コンピュータや通信機器、家電製品のチップを使うセクターでの生産の伸びは2023年に再び加速する見込みです。

短期的見通し -下振れリスク

  • インフレと金利の高止まり:長期化しそうな米国と欧州の高いインフレ率は実質所得をさらに浸食し、家電製品の販売減少につながっています。急
  • 激な金利の上昇と投資家心理の悪化は、他の業界でのICT投資にブレーキをかけています。
  • 長引く新型コロナウイルスの影響:パンデミックの次の波と、それに伴うロックダウンによって、企業と個人を問わずICT投資にマイナスの影響を
  • 与える可能性があります。中国政府のゼロコロナ政策によるロックダウンが継続すると、ICTのグローバル・サプライチェーンにとって深刻な影響となるでしょう。
  • „ウクライナの戦争:ウクライナは半導体製造に必要なネオンの世界最大の生産国です(製鉄からの副産物)。シリコンは依然としてチップの主要部
  • 材であり、ネオンガスはシリコン・エッチングに広く活用されています。長引く戦争によってチップメーカーがほかの国から主要原材料を調達でき
  • なければ、ネオンガス不足が発生します。このことは、半導体の生産と供給に影響を与えることでしょう。

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