ミレニアルへの売り込み

西暦2000年辺りで20歳前後になったミレニアル世代が、どのようにしてブランドの最良の友となるのか、または最悪な敵となるのか、見出してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

Millennial woman talking

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアルとはどんな人々でしょうか?

彼らは、広告が日常生活全ての側面に浸透している世代です。彼らの年配者は1日に数百の広告にさらされてきました。その一方で、ミレニアル世代が目にする広告の数はその何倍にもなります。なぜならコミュニケーションにSNSを使い、スマートフォンやタブレット、今では時計まで使って交流を図り、情報を得るからです。

ではその世代には物は売りやすくなっているのでしょうか? 

答えは、間違いなく「ノー」です。 一般化しすぎるのは間違っていますが、営業マンやマーケッターが理解しなくてはならないのは、ミレニアル世代がショッピングする方法は以前の世代とは非常に異なっているということです。またミレニアル世代の態度が「権利意識のそれ」であると軽蔑的に特徴付けられる一方で、それは単に製品やサービスプロバイダーにより多くを期待していることを意味しています。ミレニアル世代は、企業が自社製品やサービスについて主張することを額面通りにうけとらないでしょう。なぜならそうする必要性がないからです。まさに彼らは自分の指先で、何か売りに出されているのか、それに代わる製品は何か、さらには自分の地域だけでなく世界の消費者たちが体験していることすべてを調べることができるからです。確かに、私たちはみんな比較サイトを利用しています。しかしそれは私たちの大部分が販売側のPRの手法にまんまと乗せられていることを意味します。ウェブに精通したミレニアル世代にとって、ネット検索は習性であり、見つけた情報を管理し、評価するのに相当熟達しています。

さらに深く

ミレニアル世代はブランドの力を理解しているだけでなく、ブランドの価値を自ら創造する、もしくは破壊する力を理解しています。ブランドがミレニアル世代の忠誠心を獲得するには、製品品質、素晴らしい顧客体験、そして次第に普及しつつある製品サイクルの社会的責任と持続可能性の観点からの倫理的な側面を組み合わせたものを提供する必要があります。もし企業が、いわゆる「グリーンウォッシング」と呼ばれるような、市場へのうわべだけの配慮を示していることが明らかになれば一つのミレニアル世代による「ツイート」を引き起こすかもしれません。そしてそのツイートが数万人もしくはそれ以上のツイッターユーザーの目にさらされることにもなりかねません。そして、根本的にその運営方法を、結果的にはよい方向へ、変革しなくてはならなかった企業の例はたくさんあります。

結論としては?

従来の強引な販売の格言 - 'ABC:  Always Be Closing' - 「常に契約をゴールと考えろ」はミレニアル世代に通用しません。ミレニアル世代は、ブランドにその約束を果たすことを期待しています。つまり「契約をゴールと考えろ」ではなく、「いつも助けになれ」なのです。それをすれば、彼らは最も忠実な顧客となってくれるでしょう。これと全く同じく重要なこととしては、彼らはオンラインコミュニティー でもそのことを知らしめてくれるという点です。

企業は、ミレニアル世代がどのように考え、行動し、そして意思疎通を図るかを一旦理解すれば、彼らは企業にとって最も影響を及ぼす販促チャンネルとなり、真に価値ある資産となってくれます。

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