エネルギー見通しの更新 - 2022年5月

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2022/05/25

IEAの世界エネルギーアウトルックに基づくエネルギーアウトルック

エクゼクティブサマリー(概要)

  • 当社では、エネルギーセクターの状況や進展を概説する方法に変更を加えました。「エネルギーセクターの展望」は、引用元であるIEAの「World Energy Outlook(世界エネルギー展望)」(WEO) の発表後に公開される予定です。そのため、次回の「エネルギーセクターの展望」は遅くとも2022年12月には公開されます。
  • 前回の「エネルギーセクターの展望」は2021年6月に公開され、IEAのWEOは2021年の10月に公開されました。さらに最近のCOP26などの展開を踏まえて、アトラディウスは「エネルギーセクターの展望」の最新版を作成しました。新たに2つの重要な変更を実施しています。
  • まず、ベンチマークシナリオとして用いられてきたSTEPSシナリオ(注:各国が表明済みの具体的政策を反映したシナリオ)が、(ネットゼロ)公約も対象とした、APS(Accounced Pledges Scenario)に置き換えられたことです。このシナリオは、楽観的な見解であることは間違いありませんが、気候変動に関する危機感が高まっている今、各国が公約を守る可能性があるため、正当化されています。
  • 次に、これまで「理想のシナリオ」として採用してきた「持続可能な開発のシナリオ」を平均気温の上昇を1.5℃に抑える「ネットゼロ2050」のシナリオに置き換えたことです。楽観的な設定であるにもかかわらず、アトラディウスはこれをパリ協定の温度目標が満たされていないAPSにもリンクしている、さらに重点を絞ったシナリオと考えています。
  • APSやネットゼロ2050では、エネルギー効率、電化、そして化石燃料に代わって再生可能エネルギーの利用を拡大することが、エネルギー転換において重要な意味を持ちます。しかし、ネットゼロ2050で想定する世界は、現在とは根本的に異なるものであり、上述したすべての要素は、現時点ではまだ試作段階にあるテクノロジーへの投資によって、APSよりもはるかに大きな役割を果たすことになります。
  • COP26では、ネットゼロ2050に向けた措置を拡大し、APSシナリオをさらに強化しました。財務面、メタン排出、モニタリングに関する合意も得られました。しかし、やるべきことはまだまだ山積みです。そして、刻一刻とリミットが近づいています。

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